2021.02.02

規格1-4 ボルト、ねじ及び植込みボルトの機械的及び物質的性質

ボルトの引張強さから計算式により算出した参考データになります。実数値は条件により大幅に異なりますので、保証されるデータかどうかチェックし算出して下さい。
5項の番号
機械的又は物質的性質
強度区分
3.6
4.6
4.8
5.6
5.8
6.8
8.8 (1)
9.8(2)
10.9
12.9
d≦16㎜ (3)
d≧16㎜ (5)
5.1
呼び引張強さRm,Nom N/m㎡
300
400
500
600
800
800
900
1000
1200
5.2
最小引張強さRm,mim (4)(5) N/m㎡
330
400
420
500
520
600
800
830
900
1040
1200
5.3
ビッカーズ硬さ HV
F≧98N
最小
95
120
130
155
160
190
250
255
290
320
385
最大
220(6)
250
320
335
360
380
435
5.4
ブリネル硬さ HB
F≧30D2/0.102
最小
90
114
124
147
152
181
238
242
276
304
366
最大
209(6)
238
304
318
342
361
414
5.5
ロックウェル硬さ
最小
HRB
52
67
71
79
82
89
-
-
-
-
-
HRC
-
-
-
-
-
-
22
23
28
32
39
最大
HRB
95.0(5)
99.5
-
-
-
-
-
HRC
-
-
32
34
37
39
44
5.6
表面硬さ HV0.3
最大
-
(7)
5.7
下降伏点 ReL (8)N/m㎡
呼び
180
240
320
300
400
480
-
-
-
-
-
最小
190
240
340
300
420
480
-
-
-
-
-
5.8
0.2%耐力Rp0.2 (9) N/m㎡
呼び
-
-
640
640
720
900
1080
最小
-
-
640
660
720
940
1100
5.9
保証荷重応力 Sp
Sp/ReL 又はSp/Rp0.2
1
1
1
1
0.9
0.92
0.91
0.91
0.9
0.88
0.88
N/m㎡
180
225
310
280
380
440
580
600
650
830
970
5.10
破壊トルク Mβ  N・m
最小
-
JIS B 1058による。
5.11
破断伸び A %
最小
25
22
-
20
-
-
12
12
10
9
8
5.12
絞り Z   %
最小
-
52
48
48
44
5.13
くさび引張りの強さ(5)
5.2に示す引張り強さの最小値より小さくなってはならない。
5.14
衝撃強さKU J
最小
-
25
-
-
30
30
25
20
15
5.15
頭部打撃強さ
破壊してはならない。
5.16
ねじ山の非脱炭部の高さ E
最小
-
1/2H1
2/3H1
4/3H1
完全脱炭部の深さ G mm
最大
-
0.015
5.17
再焼戻しの後の硬さ
-
ビッカーズ硬さの値で20ポイント以上低下してはならない。
5.18
表面状態
JIS B 1041及びJIS B 1043による。
注(1)強度区分8.8でd≦16mmのボルトを、ボルトの保証荷重値を超えて過度に締め付けた

    場合には、ナットのねじ山がせん断破壊を起こす危険性がある。

   (JIS B 1052附属書1参照)

  (2)強度区分9.8は、ねじの呼び径16mm以下のものだけに適用する。

  (3)強度区分8.8の鋼構造用ボルトに対しては、ねじの呼び径12mmで区分する。

  (4)最小の引張り強さは、呼び長さ2.5d以上のものに適用し、呼び長さ2.5d未満のもの

    又は引張り試験ができないもの(例えば、特殊な頭部形状のもの)には、最小の硬さ

    を適用する。

  (5)製品の状態で行う試験の引張荷重には、最小引張強さRm.minを基に計算した表1及び

    表1及び表3の値を用いる。

  (6)ボルト、ねじ及び植込みボルトのねじ部先端面の硬さは、250HV、238HB又は

    99.5HRB以下とする。

  (7)強度区分8.8~12.9の製品の表面硬さは、内部の硬さよりも、ビッカーズ硬さ

    HV0.3の値で30ポイントを超える差があってはならない。ただし、強度区分10.9

    の製品の表面硬さは、390HVを越えてはならない。

  (8)下降伏点ReLの測定ができないものは、0.2%耐力Rp0.2による。強度区分4.8、

    及び6.8に対するReLの値は、計算のためだけのもので、試験のための値ではない。

  (9)強度区分の表し方に従う降伏応力比及び最小の0.2%耐力Rp0.2は、削出試験片に

    よる試験に適用するものであって、製品そのものによる試験で、これらの値を求め

    ようとすると製品の製造方法又はねじの呼び径の大きさなどが原因で、この値が

    変わることがある。
2021.02.02

規格1-3 ボルトの締め付け推奨トルク値

ボルトの引張強さから計算式により算出した参考データになります。実数値は条件により大幅に異なりますので、保証されるデータかどうかチェックし算出して下さい。
ねじの呼び
呼び×ピッチ
有効断面積
mm²
強度区分
4.8
8.8
10.9
12.9
単位: kgf・mm
M2×0.4
2.07
-
-
40
45
M2.5×0.45
3.39
-
-
80
100
M2.6×0.45
3.72
-
-
95
110
M3×0.5
5.03
50
100
150
170
M4×0.7
8.78
120
230
330
400
M5×0.8
14.2
250
470
700
810
M6×1.0
20.1
430
800
1,180
1,380
M8×1.25
36.6
1,040
1,950
2,860
3,350
58
2,050
3,860
5,670
6,600
M12×1.75
84.3
3,580
6,740
9,900
11,500
115
5,700
10,720
15,700
18,400
M16×2.0
157
8,890
16,700
24,600
28,700
M18×2.5
192
12,200
23,700
33,800
39,500
M20×2.5
245
17,300
33,600
47,900
56,000
M22×2.5
303
23,600
45,800
65,000
76,200
M24×3.0
353
30,000
58,200
83,000
96,800
M27×3.0
459
43,900
85,100
121,000
142,000
M30×3.5
561
59,600
116,000
164,000
192,000
M33×3.5
694
81,100
157,000
224,000
262,000
M36×4.0
817
104,000
202,000
287,000
336,000
M39×4.0
976
135,000
261,000
372,000
435,000
M42×4.5
1,120.00
166,000
323,000
460,000
537,000
使用した計算式
(1)T = 0.35K (1+1/A) σy As d
 トルク係数: K = 0.2
 締め付け係数: A = 1.4
 下降伏点、耐力: σy
 有効断面積: As
 ボルトの呼び: d
(2)Ts kgf・mm = 0.85T
 推奨トルク: Ts
 ※(1)式から締め付け具のバラツキを±15%とみます。
2021.02.02

規格1-2 保証荷重

保証荷重はJIS B 1151で定められた機械的性質の保証荷重応力×有効断面積より算出されたものです。保証荷重応力は永久伸びや歪みが生じてはならない荷重です。該当商品の強度区分とねじの呼び径によって値が決まります。鉄ユニクロ六角ボルトM10の場合は、強度区分4.8、ねじの呼びM10=18,000N{18,000N/9.8≒1,830kgf}。

並目ねじ

ねじの呼び
(並目)
有効断面積
mm²
強度区分
4.8
8.8
10.9
12.9
保証荷重(保証荷重応心×有効断面積) 単位:N
M3
5.03
1,560
2,920
4,180
4,880
M3.5
6.78
2,100
3,940
5,630
6,580
M4
8.78
2,720
5,100
7,290
8,520
M5
14.2
4,400
8,230
11,800
13,800
M6
20.1
6,230
11,600
16,700
19,500
M7
28.9
8,960
16,800
24,000
28,000
M8
36.6
11,400
21,200
30,400
35,500
M10
58
18,000
33,700
48,100
56,300
84.3
26,100
(※)48,900
70,000
81,800
M14
115
35,600
(※)66,700
95,500
112,000
157
48,700
(※)91,000
130,000
152,000
M18
192
59,500
115,000
159,000
186,000
M20
245
76,000
147,000
203,000
238,000
M22
303
93,900
182,000
252,000
294,000
M24
353
109,000
212,000
293,000
342,000
M27
459
142,000
275,000
381,000
445,000
M30
561
174,000
337,000
466,000
544,000
M33
694
215,000
416,000
576,000
673,000
M36
817
253,000
490,000
678,000
792,000
M39
976
303,000
586,000
810,000
947,000
(※)鋼構造用ボルトの場合には、これらの値を次のようにします。
48,900N→50,700N、66,700N→68,800N、91,000N→94,500N

細目ねじ

ねじの呼び
(細目)呼び×ピッチ
有効断面積
mm²
強度区分
4.8
8.8
10.9
12.9
保証荷重(保証荷重応心×有効断面積) 単位:N
M8×1.0
39.2
12,200
22,700
32,500
38,000
M10×1.0
64.5
20,000
37,400
53,500
62,700
M10×1.25
61.2
19,000
35,500
50,800
59,400
M12×1.25
92.1
28,600
53,400
76,400
89,300
M12×1.5
88.1
27,300
51,100
73,100
85,500
M14×1.5
125
38,800
72,500
104,000
121,000
M16×1.5
167
51,800
96,900
139,000
162,000
M18×1.5
216
67,000
130,000
179,000
210,000
272
84,300
163,000
226,000
264,000
M22×1.5
333
103,000
200,000
276,000
323,000
384
119,000
230,000
319,000
372,000
M27×2.0
496
154,000
298,000
412,000
481,000
M30×2.0
621
192,000
373,000
515,000
602,000
M33×2.0
761
263,000
457,000
632,000
738,000
M36×3.0
865
268,000
519,000
718,000
839,000
M39×3.0
1030
319,000
618,000
855,000
999,000
2021.02.02

規格1-1 最小引張荷重

最小引張荷重はJIS B 1151で定められた機械的性質の最小引張強さ×有効断面積より算出されたものです。引張り時にその荷重までは破断しないということです。該当商品の強度区分とねじの呼び径によって値が決まります。鉄ユニクロ六角ボルトM10の場合は、強度区分4.8、ねじの呼びM10=24,400N{24,400N/9.8≒2,480kgf}。

並目ねじ

ねじの呼び
(並目)
有効断面積
mm²
強度区分
4.8
8.8
10.9
12.9
最小引張荷重(最小引張強さ×有効断面積) 単位:N
M3
5.03
2,110
4,020
5,230
6,140
M3.5
6.78
2,850
5,420
7,050
8,270
M4
8.78
3,690
7,020
9,130
10,700
M5
14.2
5,960
11,350
14,800
17,300
M6
20.1
8,440
16,100
20,900
24,500
M7
28.9
12,100
23,100
30,100
35,300
M8
36.6
15,400
29,200
38,100
44,600
M10
58
24,400
46,400
60,300
70,800
84.3
35,400
(※)67,400
87,700
103,000
M14
115
48,300
(※)92,000
120,000
140,000
157
65,900
(※)125,000
163,000
192,000
M18
192
80,600
159,000
200,000
234,000
M20
245
103,000
203,000
255,000
299,000
M22
303
127,000
252,000
315,000
370,000
M24
353
148,000
293,000
367,000
431,000
M27
459
193,000
381,000
477,000
560,000
M30
561
236,000
466,000
583,000
684,000
M33
694
292,000
576,000
722,000
847,000
M36
817
343,000
678,000
850,000
997,000
M39
976
410,000
810,000
1,020,000
1,200,000
(※)鋼構造用ボルトの場合には、これらの値を次のようにします。
67,400N→70,000N、92,000N→95,500N、125,000N→130,000N

細目ねじ

ねじの呼び
(細目)d×ピッチ
有効断面積
mm²
強度区分
4.8
8.8
10.9
12.9
最小引張荷重(最小引張強さ×有効断面積) 単位:N
M8×1.0
39.2
16,500
31,360
40,800
47,800
M10×1.0
64.5
27,100
51,600
67,100
78,700
M10×1.25
61.2
25,700
49,000
63,600
74,700
M12×1.25
92.1
38,700
73,700
95,800
112,400
M12×1.5
88.1
37,000
70,500
91,600
107,500
M14×1.5
125
52,500
100,000
130,000
152,000
M16×1.5
167
70,100
134,000
174,000
204,000
M18×1.5
216
90,700
179,000
225,000
264,000
272
114,000
226,000
283,000
332,000
M22×1.5
333
140,000
276,000
346,000
406,000
384
161,000
319,000
399,000
469,000
M27×2.0
496
208,000
412,000
516,000
605,000
M30×2.0
621
261,000
515,000
646,000
758,000
M33×2.0
761
320,000
632,000
791,000
928,000
M36×3.0
865
363,000
718,000
900,000
1,055,000
M39×3.0
1030
433,000
855,000
1,070,000
1,260,000