2021.04.02

ネジを長持ちさせるための保管術

DIYがお好きな方や製品開発に注力する企業様は、部品であるネジをストックするものです。しかし、保管の状態によっては、経年劣化が顕著に現れる場合があります。
ここでは、ネジを長持ちさせるための保管術についてご紹介いたします。

温度差に気をつける

金属製のネジやファスナーは、温度差が激しい場所で保管してはなりません。これは、気温の変動によりネジやファスナーの表面に水分が付着し、錆びを発生させるためです。ネジに発生する錆びや付着するホコリは、機能性を低下させるだけでなく安全性を損ねる原因となるため、なるべく温度差が生じない場所に保管することをおすすめします。

湿気に気をつける

上記と同様の理由から、湿気が溜まりやすい場所には保管しないようにご注意ください。また、部品運搬時に気温の変化にさらされたり、湿気が多い場所を通過したりすることで水滴が生じる可能性があるため注意が必要です。
なるべく水滴が発生しないように配慮することが大切ですが、どうしても難しい場合は、乾いた布等で定期的にお手入れするのも手段のひとつです。

荷崩れに注意

ネジ1本の重みは大したものではありませんが、大量のネジとなると、それなりの重みになります。また、ネジは平座金やばね座金など、複数の部品と保存することが多いため、さらに重量が増すことも考えられます。

ネジをはじめとする部品を保管する際は、ダンボールを積み込みすぎず、荷崩れしないように配慮してください。
荷崩れはケガの危険性を高めるだけでなく、落下の衝撃により部品に打痕が生じ、機能性を損ねてしまう恐れがあります。