2021.04.20

装飾用表面処理〈ゴールド色〉

《ゴールド色》
何と言っても一番ゴージャスな色はゴールドです。

「本金メッキ」

下地にニッケルメッキを貼り、その上に本物の金を貼ります。 金は錆びません。また熱や電気を非常によく通しますので電子部品等に利用されます。 上棟式用の金ボルト等の装飾品にも利用されます。

「黄銅メッキ」

下地にニッケルメッキを貼り、その上に黄銅を貼ります。 黄銅は銅と亜鉛の合金です。金と色合いが似ているので、これを代金メッキともいいますが、金と比べ黄色っぽい色です。

「代用金メッキ」

下地にニッケルメッキを貼り、その上に黄銅よりも銅の比率が高い銅と亜鉛の合金を貼ります。黄銅メッキに比べ赤みがあり、より本物の金に近い色合いに仕上ります。

「ゴールドメッキ」

下地に電気亜鉛メッキを貼り、その上に染色タイプのクロム酸のクロメート被膜で金色に色づけします。代用金メッキの色合いに比べやや安っぽい感じのする色で、クレヨンの金色のような色です。なお代用金もゴールドも色合いとして本金メッキの代用として利用されますが、金属としての金の性質はないので注意が必要です。

「クロメートメッキ」

前述の有色クロメートも最も安価なゴールド色と言えます。

「キリンス」

黄銅に行う酸洗いで、キラキラ輝く光沢に仕上ります。 耐食性はよくありません。