2021.04.11

ベーキング処理のタイミング

熱処理した鋼をメッキするときにおこないます。
(CAP・ハイテンションボルト・タッピンネジ・ドリルビスなど)

熱処理した鋼は組織が粗くなっています。メッキをするとき硫酸や塩酸などの酸に浸けると粗くなった表面から水素が入りこみます。鋼の中に入った水素はそのままにしておくと時間の経過と共に体積が大きくなり、頭飛び・破断・折れなどの原因となります。ですから、水素が入ってすぐのメッキ工程の途中で鋼を加熱して水素を追い出します。

鋼に水素が入ってもろくなることを「水素脆性」といい、
ベーキング処理のことを「脆性処理」ともいいます。(脆=もろい)
処理を施された高炭素鋼に対し、電気亜鉛メッキ工程とクロメート処理工程の間に行います。