2021.03.24

SUS×M7とは

SUS304を加工しやすくしたステンレス鋼です。
SUS304の短所は冷間加工性がよくないことです。
加工によって硬化し、「割れ」や「欠け」が発生することもあります。 また金型や工具の寿命も短くコスト高になります。
そこで柔らかい金属のCu(銅)を添加して加工硬化性を抑え冷間加工しやすくステンレス鋼がSUSXM7です。
耐食性や強度はSUS304と同等です。現在SUS304はヘッダー材としてはほとんど使用されていません。

SUS304 =Cr18% + Ni 8%
SUSXM7=Cr18% + Ni 9%+ Cu3%

ステンレスの鋼種名は、SUS304やSUS410などのようにSUSの後に3桁の数字がつきます。SUSXM7のような鋼種名は独特ですがJIS規格にも認定された鋼種です。

XM7というのは開発中のナンバー名で、その性能がとても優れていたため、通称“XM7”で市場に広く流通されていました。 後にJISに認定されるとき(1977年)には、XM7という名が浸透していたので、そのまま「SUSXM7」が採用されました。